人権講話を行ないました

  • 11月9日(木)パラアスリートの佐藤圭太選手をお招きし、人権講話を行いました。病気のため15歳の時に御自身で右膝から下を切断する決断をした時の思い、コンプレックスのなか義足で生きていくと覚悟した経験、今となっては「眼鏡」と同じように「義足」も身体的特色であると考えられるようになったこと、そして「受け入れることから始まった」というお話が印象に残りました。

  • 講話の間に競技用の義足を装着し、歩行体験を行いました。体験した生徒は、「バランスが取りにくい」「なかなかうまく走れない」などさまざまでした。講演終了後にも体験させてほしいと申し出る生徒もいました。

  • まとめでは、「人生の操縦席には自分がいる。」自分の意思で決めること、そして、自分自身のストーリーを送ることから、「夢」と「志」について語られました。講話の冒頭から「講話の聞き方や受け止め方もそれぞれ相違してよい」という個々の価値観を尊重されるスタンスは、大切な人権感覚につながるとともに、生徒たちへの「考えて生きるんだ」という強いメッセージに感じました。

  • 佐藤圭太選手はトヨタ自動車(株)に所属しており、本校での講話が実現したことに関係者の方々に感謝申し上げます。
  • 最後になりますが、佐藤圭太選手の御活躍と夢の実現を一色高校一同、応援しています。