2 これまでの一色高校の取組の特色

●一色高校のこれまでの取組は、主に次のような特色をもっています。

ア 地域の視座から学校の在り方を再検証する地域後援会があり、これまで本校を支えていただいていること

イ 情報ビジネスコース(普通科5クラスの中の1クラス、2年生から選択)は、2020年度から小学校で必修となる「プログラミング的思考」を養う授業や検定を昨年度からすでに実施していること

ウ 生活デザイン科(1クラス)は、地域社会に出向き、そこでの体験的な取組を充実させ、身の回りの事物に対する感性を鋭くする教育活動を行っていること

エ 定時制課程が地域学を柱とした「総合的な学習の時間」を編成しており、自らの生活基盤を学習材として盛り込む学習過程を工夫していること

オ 地元中学校との相互授業参観と協議を毎年行い、中学校と高校との接続を意識した取組を継続していること

カ 進路指導部・学年が中心となり、地域の各事業所と連携して、インターンシップ等を行い、生徒のキャリア発達を促す教育活動に組織的に取り組んでいること

キ 充実した生徒会活動のもと、生徒のボランティア意識もあり、活動に意欲的であること

ク 大学・専門学校への進学や就職など、在校生の卒業後の進路は多様であり、進路啓発的な活動とともに、個々の進路希望に即した個別指導が充実していること

●一色高校の在校生は、そのほとんどが西三河南部地区の限られた地域から通っています。卒業後は、県内全域の大学・専門学校などへ進学しますが、やがては自分の生まれ育ったふるさとに戻り、自らの生活基盤を築いていく生徒が比較的多いといってよいでしょう。卒業後、就職する生徒は、ほとんどが地元の企業を選ぶ傾向にあります。