書道部です。~卒業式 千字文1(ワン)~

書道部は、1月13日(金)の授業後、3月3日(金)の卒業式に向け、体育館に飾る4×3メートルの二つの作品(予行と式典当日)のうちの一つを書き上げました。

4×3メートルの紙は、5枚の紙の貼り合わせで、製作に1時間かかります。事前に作り置きします。

●そして当日の作業は、道具を移動、ブルーシートを広げ、新聞紙などを敷いて、一文字一文字丁寧に書き上げていく「スローライティングスタイル」です。最後に「一色高校 書道部印」の印を押して完成、所要時間約2時間です。

『千字文(せんじもん)』という、約500年ごろの中国の子供向けの古典的教科書から、四字一対の八文字を選びました。梁(りょう)の周興嗣(しゅうこうし)が四字、二五〇句になるように、言わば、王羲之(おうぎし)の書から、「意味のある手習い歌」に編集したものです。

●書道部では、訓読、音読み、その意味がわかる創作の歌の三つを並記しました。

訓読、音読みによって、私たちの祖先である奈良時代の上代びとは、未知の漢字を学んでいきました。

「上代びとの漢字学習法」を示しつつ、心を込めて卒業生を送る作品に仕上げていきたいと思います。

もう一つの作品、千字文2(ツー)も、只今練習中です。御期待ください。あなたのハートにプラスワン!