生活デザイン科2年生(ファッションデザインコース)の皆さんへ
生デ2年ファッションデザインコースの皆さんへ
●長期にわたる休校の間、皆さんは登校日に受け取った課題を進めている頃だと思います。
●生デ2年ファッションデザインコースの授業については、先日配布したプリントをよく読んで、1年間の授業内容を確認してください。被服製作技術検定3級は2学期に受験することにしますので、問題集の課題にもしっかり取り組んでください。全国高等学校家庭科振興会(www.katei-ed.or.jp)において、過去の問題と解答も掲載されていますので、チャレンジしてみてください。
●ここでは、刺繍をお勧めします。刺繍は手芸のなかでも応用範囲が広く、装飾性が高いものです。教科書「ファ造基」p94を参考にしてみましょう。製作した日常着のポケットや襟、ハンカチーフなどに刺繍をするとオリジナル性が高まりますね。刺繍は発祥地や、伝統的な技法・材料・用具などの特徴から世界中にさまざまな種類が存在しています。
●フランス刺繍はさまざまなステッチにより色糸で美しい模様をつくります。
●刺し子は2枚の布を重ねて刺したもので、本来は布地の傷んだ箇所のつくろいや、補強して保温効果を持たせたり布を長持ちさせたりする目的で行われました。木綿の生産が困難だった東北地方では、衣類の多くは麻を着用していたことに由来します。
●写真は、私が子供の頃に作った刺繍の作品です。船と島、海を表しています。ピンク色の船がお気に入りでした。主な技法は、「サテンステッチ」で、面を色糸で埋めていきます。線は「バックステッチ」で刺していきます。大きな面を埋める場合は、ランニングステッチやチェーンステッチ、ロングアンドショートステッチなどで埋めてください。
●作品は皆さんの自由な発想で、心に思い浮かぶイメージを刺繍で作ってみましょう。身近なペットをデザインして、髪飾りやブローチにするのもいいでしょうね。
(生デ・高津)