大学入学共通テスト~激励の言葉

●令和3年1月15日(金)、16・17日にわたって開催される大学入学共通テストのための直前激励会を行いました。受験生のみなさんに、5つのことを伝えました。

1 共通テストは、予選リーグである。完全に成功することはありえない。かといって、すべて失敗するわけでもない。もし1教科うまくいかなかったとしても、また次の科目がある。マークシートですから、そこに答えがある。テストが終わったその日から、私大や2次試験に向けて取り組む。

2 今までやってきたことを信じて、落ち着いて受ける。根拠は不要だ。かといって、テンションも上げない。平常心で臨めばきっとうまくいくよ、と自分に声をかける。 不安に思っても、自信をもってテストに臨んでも、やがて終わる。だから、根拠がない自信が、今は大切だと思う。

3 済んだ科目のことは、全科目終わるまて振り返らない。当日、休憩時間などの、周囲の会話に左右されない。私は、手動の鉛筆削りで鉛筆を削っていた。

4 受験生活に、無駄な努力は何1つない。つらい経験や我慢の積み重ねは成長につながる。受験生活で得られるものは勉強の成果だけではない。長い将来を見通せば、全国50万人以上の受験生が受けるテストだから、受験するだけでも意味・価値がある。絶対に今後の人生に役立つ。

5 緊急事態宣言下のテストだ。これまでとは違い、家を出て、家に戻るまでの間すべてにわたって、配慮しなければならないことがある。このあと説明がある。特に、「健康観察の記録」を試験会場に持参しなければならないことになっている。(もちろん、忘れたことに途中で気付いても、家に取りに帰らない。受験票も同様。)

明日と明後日、私は、みなさんの成功を念じています。そのパワーを受け取ってください。最後に、アンドリュー・カーネギーの言葉をお伝えします。

もし、あなたが負けると考えるなら あなたは負ける

もし、あなたがもうダメだと考えるなら あなたはダメになる

もし、あなたが勝ちたいと思う心の片隅で ムリだと考えるなら あなたは絶対に勝てない

もし、あなたが失敗すると考えるなら あなたは失敗する

世の中を見てみろ、最後まで成功を願い続けた人だけが成功しているではないか

もし、あなたが勝てると考えるなら あなたは勝つ

向上したい、自信を持ちたいと もしあなたが心からそう願うなら あなたは絶対あなたの望んだとおりの人になれる

さあ、出発だ 強い人が勝つとは限らない すばしこい人が勝つとも限らない

「私はできる」そう考えている人が 最後には勝つのだ

アンドリュー・カーネギー

*19世紀から20世紀にかけてのアメリカの実業家、成功を収めて「鋼鉄王」と称された。彼は引退後の人生を慈善活動にささげた。カーネギー財団、カーネギー国際平和基金、カーネギー研究所、カーネギー博物館、カーネギー教育振興財団など、多数が現在活動を続けている。

(学校長)