地元中学校との研究授業・研究協議

●11月14日(水)、本年度2回目の一色中学校との授業交流が行われ、今回は一色中学校に本校の先生方が伺い、研究授業と研究協議会に参加しました。研究協議では、名城大学曽山和彦先生の講演もありました。

●研究授業は、「10年後の一色を考えよう~住みたい町づくりを目指して~」というテーマで、3年生社会科公民的分野で行われました。一色中学校で日々行われている「しおさいタイム」というお互いの関係性を高める数分の取組を取り入れながら、活発なグループトークが行われていました。

●少子高齢化が進行する中で、故郷を住みよくするというテーマで、継続的に学習が行われ、生徒たちは、郷土愛に満ちて活発に発言をしており、メディアを活用して、一色の良さを発信していく方向性などが示されました。

●名城大学の曽山和彦先生のご講演では、一人一人の生徒が、互いの関わりを安心して持てるようにするスキル(コツ)を教えていただきました。生徒への「ありがとう」という声がけ一つ、目線を合わせて言うかどうかで、関わり方の深みが変わるということでした。

●若者らが他人への配慮に欠ける傾向にあるのは、心の中に、他人へ配慮をしていた人物モデルがいないからということです。曽山先生は亡き祖母の言動、物の考え方、見方が心の中に住んでいて、年配者への思いやりのある行動を取ることができると指摘されました。

●異なる世代同士や他者のとの体験的な活動が重要であるということでしょう。日々の教育の中で、他人や社会と広く深く関わることのできる生徒を育てていきたい、という思いを強くしました。

●一色中学校の先生方、このような、素晴らしい研究授業・研究協議、そしてご講演などの学びの場をごご提供くださり、誠にありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。