一色さかな広場

●11月10日(土)、5:30に目が覚めた。昨日は、日本語支援が必要な生徒ための学校説明会(定時制課程)があったので、帰宅は21:00過ぎであったが、心地よい目覚めだった。

●布団の中でまだ寝ようかどうかと考えているうちに、なぜか「一色さかな広場」のことが頭に浮かんだ。そういえば小学生の頃、魚好きの父に起こされて、この「広場」に連れていってもらったものだ。

●6:10頃に「広場」に着き、朝食をとるために、すでに満員の店に入った。朝食500円で、ホウボウの煮付け、刺身、小鉢、味噌汁とあっては、当然の客入りだ。

●浜松と掛川から来た若い2組の夫婦と同席し、「何を買ったかのか」「地元静岡ではこんな”広場”はないのか」と話を交わしながら、久しぶりにゆったりと食事を楽しむことができた。

●市場に行くと、銀色の太刀が並んでいた。今年は大漁だそうだ。あの光り輝く険しい顔付きの姿を見ていると、太刀魚と名付けた、昔の人のイマジネーションの豊かさを感じる。自分が初めてこの生き物を見たら、何と名付けたのだろうか?威勢の良い市場の方の声が飛び交う。

●もう通い慣れた一色の街。早朝の気まぐれが、魚を介して、様々な人々の生き方を実感できるこの街の良さを再発見させてくれたような気がする。

(村瀬)