戴帽式に参列して感じたこと

●11月7日(水)、西尾市医師会准看護学校で行われた戴帽式に参列しました。

 ナイチンゲール誓詞

われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん

わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。

われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、

悪しき薬を用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。

われはわが力の限りわが任務の標準を高くせんことを努むべし。

わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、

わが知り得たる一家の内事のすべて、われは人に洩らさざるべし。

われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。

●式の中では、この誓詞を学生全員が唱和します。100年以上前につくられたものだそうですが、看護師を目指す人でなくても人生の指針となるような内容だと感じました。

●式の中に戴帽の儀というものがあります。看護帽を戴き、灯火を抱くというのが戴帽の儀の内容ですが、神聖な雰囲気で感動的なものでした。これからの看護師としての仕事の中で、辛い時に、仲間と共に灯した火や唱和した誓詞を思い出し、気持ちを奮い立たせるのでしょう。そういう意味で「式」というものはあるのだと思います。

●「初心」をわかりやすい、思い出しやすい形にした方が、私たちは「初心」に返りやすくなります。そんなことを考えさせられた印象的な、素晴らしい式でした。

(青木)