選挙出前トーク

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

●11月21日(木)6限目、体育館にて「選挙出前トーク」が行われ、2年生が参加しました。これは主権者教育の一環として、愛知県選挙管理委員会及び西尾市選挙管理員会の方々のご協力によって実施され、模擬選挙を全員が体験しました。

●まず、県選挙管理委員会の方が、選挙をめぐる現状についてわかりやすく説明してくださいました。40年前は現在に比べて投票率全体は高かったけれど、現在と同じように若者の投票率が低かったことや、一口に若者の投票率が・・・、というけれど、18歳の投票率は他の年齢に比べ断トツに高いなど、意外なことをいろいろ教えてくださいました。

●次に選挙ボランティアの方と県選管事務局の方が候補者となって、模擬選挙演説が行われました。教科書が重くて生徒が大変な思いをしていることから、教科書の電子化や町中にWi-Fiを設置するなど、高校生にも身近で興味深い事柄が公約に掲げられ、生徒たちの投票の参考になったのではないかと思います。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

●いよいよ模擬投票です。各クラス2~3名が受付や投票立会人など、実際の選挙の時と同じようなスタッフを担当し、選挙が始まりました。最初に投票に行く生徒たちは、おずおずといった風で、受付二人のうちの一人は、本物の選挙にあるのと同じ、投票用紙が出てくる機械を操作しました。最初はうまくいかず、戸惑った様子でした。しかし、だんだん慣れてくるにつれ、順調に投票が進みました。どの生徒も話をしながら楽しそうに1票1票、投票箱に投じました。また、最初に投票する人は、投票箱がカラであることを確認した後に投票することを初めて知り、一度やってみたくなりました。
●投票が終わった後は即、開票作業に入りました。それを待つ間、投票用紙についての説明がありました。投票用紙はとても丈夫で、破ろうとしても破れないとのことです。それで試してみることになりました。体格のよい男子生徒が名乗りを上げ、思いきりやってみたところ、なんと見事に破れてしまい、会場は大きな笑いに包まれ、和やかな雰囲気のうちに模擬投票は終わりました。
●クラスメイトと肩を並べ、少しはしゃぎながら投票する生徒たちを見ていて、彼らが初めて本物の選挙で投票するのはいつのことだろうと、想像しました。できるなら、今この時のように在学中に誘い合って、あるいは卒業後に連絡を取り合って、こうして投票所へ向かってほしいと願わずにはいられません。私たち教員も、彼らをよき社会人、よき選挙民として世に送る出すために、見聞を広め研鑽を積まねばと思いを新たにした次第です。