夏休み中の研修

●夏休み中に社会体験研修と教科指導研修へ三日間行ってきました。社会体験研修では、西尾市の児童館での仕事を体験してきました。

●児童館を知っていますか?中学生以下の子が遊べる場所です。午前中は就学前の親子、午後は夏休み中ということもあり小学生が多く、中学生の子もいました。各年齢に合った遊びをみんな楽しでいる様子でした。児童館の先生たちは、子どもたちが元気に楽しく遊べるように、館内を常に清潔にし、子どもたちに目を配り、笑顔で働いていました。

●教科(数学)指導研修では、「統計」の講義を受けてきました。「統計」と聞くと難しく感じますが、実は身近にあります。

●ここで、ひとつ問題です。『コンビニの700円くじは、なぜ700円なのでしょう?』支払いやすい500円や1,000円でもいいのではないでしょうか。なぜ「7」なのでしょう。ちなみに、700円くじを最初に始めたのはセブンイレブンなのですが、語呂合わせで「セブン」だからというだけではありません。もっと、深い理由があるのです。

●それは・・・、コンビニの客単価(一人当たりの一回の購入平均額)が600円~640円なのです。あと、100円ほどのものを買えば、くじが引けるのです。お弁当とお茶を買うとこの客単価になり、レジ周辺のおまんじゅうやガム、コーヒーをプラスすると700円以上になります。この100円を多くの人がプラスすることで、コンビニ全体の売り上げが莫大なものなります。これは、コンビニ側が客単価を調べた結果、考えられた戦略なのです。

●これからは、「統計」が重要視されていきます。中学・高校で勉強する「統計」は計算が多いイメージですが、社会においては、いろいろな戦略に使える便利な手法です。ぜひ、興味を持って勉強してほしいです。

(寺澤)