RPG「数学」
●オンラインRPG(ロールプレイングゲーム)を趣味で夜な夜なやっている。RPGとは、複数のプレイヤーが各自に割り当てられたロール(役割)を果たしながら互いに協力し合い、冒険、探索、戦闘などを乗り越えて目的の達成を目指すゲームの一種である。
●先日、2年生の数学の授業で、とある大学の入試問題をRPGに見立てて行った。1つの問題を解くために必要な考え方や知識を3分割し、それぞれのロール(役割)で固有のスキルを身に付ける。次に異なるロールスキルを身に付けた生徒同士がグループを組み、それぞれのロールスキルを発動しながら協力して問題を解くという流れである。
●自分が身に付けたロールスキルをグループ内の生徒にわかりやすく説明するための工夫や、相手の説明を真剣に聞く姿勢、協力して問題を解こう!という雰囲気が感じられた。
●普段からよく友達に教えてくれている生徒は、さすがの説得力!頼りになります。
●数学は、公式や定理といった断片的な知識を適切な状況で引き出したり組み合わせたりする際に、思考力が必要となる。今回の授業で特に伝えたかったことは、問題は複数の知識や考え方で構成されているということである。
●数学に限らず、世の中にあふれている課題も同じような見方をすることで、課題の本質を見抜き、他者と協力することで解決に近づくことを体感できた(?)のではないかと期待している。
●話は最初に戻って、次の大型アップデート(6月28日)が今から待ち遠しい。
(大野木)