2019年(亥年)新年のご挨拶 (学校長)

 新年明けましておめでとうございます。

2019年、亥年の幕開けです。十二支の殿(しんがり)をつとめる亥年には、エネルギーをしっかり蓄えて次の始まりに向けて準備をするという意味があるそうです。亥年の意味を噛みしめて、今年創立68年目を迎える一色高等学校の校是「謙虚・持続・気力」のもと、教育活動の一層の発展・充実に努めて参ります。

本校は、今、「キャリアプランニングができる学校」作りに向けて、新たな体制作りに取り組んでいます。高校卒業後の進路が進学であれ就職であれ、やがて人は社会人・職業人として自立します。地域を支える良き人材の育成にターゲットを据えた本校の方向目標が、この「キャリアプランニングができる学校」です。

その実現のために、地域の未来と自らの将来をつなげる本校独自の学び、「地域共生と<私たち・私の>キャリアプランニング」(「総合的な探究の時間」)が本年スタートします。自分を取り巻く空間軸を4つのステージ(生活・社会・異文化・地域)に分けてそれぞれ課題を設定し、情報の収集・整理・分析・発信のスキルを学び、自分の在り方生き方について主体的・対話的に熟考しながら、キャリア形成とその実現を図る取組です。

このプランには、社会がいかに変化し予測困難になっても、自ら課題を発見し、考え判断・行動し、各自が思い描く幸せを実現して欲しい、明るい未来・地域を共に創っていきたいという本校職員の願いが込められています。学習活動の様子は、本校のブログ型HPに順次掲載して参りますので、ご覧いただければ幸いです。

本年も、地域の皆様、保護者の皆様のお力添えをいただきながら、地域社会における本校の役割と責任を自覚し取り組んで参ります。これまでの心温まるご支援に感謝いたしますとともに、引き続き本校の教育方針や教育活動にご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

愛知県立一色高等学校長 村瀬 正幸