「思考力等」を育成する中高授業懇談会(概要)

●10月31日(水)に本校で開催した一色中学校の先生方との懇談会の報告です。

●3年生数学の授業では、2つの異なるペットボトルをつなげて、ペットボトルの形状の違いから水が落ちる速度が異なることを示しながら、その違いを表現するための箱ひげ図による統計処理の手法について考える授業を行いました。

 

 

 

 

 

 

●生活デザイン科2年生暮らしのデザインの授業では、配色とその配列について考える授業を行いました。本校の生活デザイン科では、配色とその配列、カタチに着目してデザインの在り方を学んでいます。それが学校で独自に設定した科目「暮らしのデザイン」です。その観点から、普段よく見るものを見つめ直し、理論的に考える手法を身につけます。

 

 

 

 

 

 

●情報ビジネスコース3年生ビジネス情報の授業では、VBAを学びました。VBAとは、Visual Basic for Applications の略で、マイクロソフト社のアプリケーションソフトの拡張機能です。これを学習すると、簡単なプログラミン言語で複雑な処理の自動化が可能になります。2020年度から小学校では、プログラミングの授業が必修になりますが、本校の情報ビジネスコースでは、プログラミング的思考を培う授業を始めています。

 

 

 

 

 

 

●授業参観後の懇談会では、一色中学校の先生方からは、「板書の合間に投げかけられた先生の何気ない問いかけに触発され、生徒たちが目を輝かせて授業を受け、発言している」との感想をいただきました。

●一色中学校では、「しおさいタイム」というグループトークの時間を設け、日常的に対話的・協働的な取組を行い、アクティブラーニングを充実させているとのことです。中学校での取組を本校で発展的に継承する手法を考える必要がありそうです。

●本校では、「キャリアプランニングができる学校」作りのための教育課程の見直しを始めています。その一環として今進めている、来年度の「総合的な探究の時間」の授業開発に1つのヒントを与えていただけました。

●懇談会を通じて、「思考力等」を育成する授業開発にさらに努めたいという気持ちを、再確認できました。一色中学校の先生方、ありがとうございました。引き続きよろしくお願いいたします。